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気象予報士試験は、大きく分けて「学科試験」と「実技試験」に分類されます。


気象予報士試験の試験科目

気象予報士試験は、大きく分けて学科試験と実技試験に分類されます。
さらに、学科試験は、「予報業務に関する一般知識」「予報業務に関する専門知識」の2科目に分類されます。


学科試験

「予報業務に関する一般知識」と「予報業務に関する専門知識」ともに、問題数は15問ずつ出題されます。
問題の形式は、5者択一のマークシート方式で出題されます。
また、試験時間は、各60分です。

予報業務に関する一般知識
「予報業務に関する一般知識」の試験範囲として、下記の内容が公表されています。
イ、大気の構造
ロ、大気の熱力学
ハ、降水過程
ニ、大気における放射
ホ、大気の力学
ヘ、気象現象
ト、気候の変動
チ、気象業務法その他の気象業務に関する法規
これまでの試験では、「気象の知識」から約10問、「関連の法規」から約5問の割合で出題されています。

予報業務に関する専門知識
「予報業務に関する専門知識」の試験範囲として、下記の内容が公表されています。
イ、観測の成果の利用
ロ、数値予報
ハ、短期予報・中期予報
ニ、長期予報
ホ、局地予報
ヘ、短時間予報
ト、気象災害
チ、予想の精度の評価
リ、気象の予想の応用
これまでの試験では、気象予測に関連する問題が約4問、数値予測に関連する問題が約6問、気象災害や予報の制度評価などから約5問の割合で出題されています。


実技試験

実技試験では、主たるテーマに沿って、予報作業で使われる観測・解析・予想に関連する資料から文章で答えるものが主に出題されます。
試験は、第1部、第2部に分かれ、問題の形式は、それぞれ記述式で出題されます。
また、試験時間は、各1時間15分です。

実技試験の試験範囲として、下記の内容が公表されています。
1.気象概況及びその変動の把握
2.局地的な気象の予想
3.台風等緊急時における対応

なお、気象予報士試験では、学科試験の合格が必須であり、学科試験に合格していない場合、実技試験は採点されません。
なお、気象予報士試験概要でも書きました通り、気象予報士試験は学科試験に免除制度があり、一定の条件の下、学科試験の一部または全部の免除が認められています。


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